|
アンデルセンの名作を永田萠氏の絵で。
チューリップから生まれた小さな小さな女の子が、さまざまなきびしい試練に出会い、運命に翻弄されていく波瀾万丈の物語。アンデルセンの名作を舟崎克彦氏の文と永田萠氏の絵で贈ります。
永田萠さんの描く魔法使いは色あいがとってもいい雰囲気です。
登場する生き物が大きく描かれているので
おやゆびひめの可憐さが際立ちます。
それだけにコガネムシに連れて行かれるところは痛々しいほどです。
この絵本ではつばめの一人称が「わたし」になっていました。
これまで漠然と「ぼく」だと思っていたので意外でした。
ぼくとわたしでは、おやゆびひめに対する思いが
全然違ってくると思うので
なんとなく「わたし」のほうがつばめにとっては
いいような気がしました。
最後のお花の場面はとても可愛らしく明るい色合いが目を引きます。
おやゆびひめもかなり幼い感じです。 (グラッツさん 30代・ママ 0歳)
|