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旅のぼうさまが村人のこわがる荒れ寺にとまると、夜中に化物たちがあらわれました。 ぼうさまは徳の高い人だったので…。
童心社の「日本民話かみしばい選 おばけがいっぱい」というシリーズの1冊のようです。
脚本は昔話や民話の王道を描いてくれる水谷省三さん。
絵は安心の宮本忠夫さんです。
子どもの頃に見た「まんが日本昔話」シリーズのような雰囲気を携えている作品で、日本各地によくある“こわいはなし”なのに、それぞれの物の怪の表現がかわいらしく、楽しく読めました。
全部で12場面なので、長すぎることもないので、4,5歳くらいのお子さんたちから小学校高学年まで幅広く聞けると思います。
火の玉みたいなものがたくさん飛んでいるおどろおどろしい中に、たった一人で、目に力を入れて踏ん張っているおぼうさんの姿が印象的でした。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子24歳、女の子19歳)
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