小さな郵便局に、さしだし人のない「天の町」宛の手紙がくるようになりました。そんな住所はありません。ある日、手紙に差し出し人の住所が書いてあります。局長さんは自転車に乗り、さがしあてた家で、小さな男の子に会いました。男の子は、天の町は、亡くなったお母さんが引っ越していった所だと言います。局長さんは、男の子の手紙を届ける約束をしました……。亡き母への手紙は届くのでしょうか。幻想的で切なくも美しい絵本。
あて先が「天の町やなぎ通り・・」と書かれた手紙が、6通郵便局で見つかります
お父さんから、お母さんは天の町に引越したと聞き、5才のまさおは手紙を出したのです
その住所をつぶやきながら歩く局長さんの目の前に、天の町への道が現れます・・・
約30年前に発表された作品に黒井健さんの幻想的な絵が切なく読み手に優しい心を訴えかけてきます
読みながら局長さんの気持ちが伝わってきて思わずほろりとしてしまいました
小学校低学年でも気持ちを理解できると思います
まずは大人が読んで欲しいです
心を優しく整えてくれるお話です (風の秋桜さん 40代・その他の方 男の子16歳、男の子14歳)
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