
暑い暑い夏の日、きのこちゃんと犬のイワンは空き地にテーブルをみつけました。ふたりがぴょんと飛び乗って、あまりの暑さにイワンが一言、「いってみたいな、南極へ」とつぶやきました。すると! ふたりを乗せたテーブルは、ぴゅーっと空を飛んで、着いたところは、ほんとの南極。南極で出会ったペンギンに、ふたりは「いきたいところある?」と聞きました。ペンギンが「いってみたいな、迷路の中」と答えたとたん、テーブルはぴゅーっと空を飛んで、迷路に到着。迷路には、おや、こぶたが……。テーブルは次々と、みんなを行きたい場所に連れて行ってくれます。さあ、次は、どこで、だれと会えるのかな? ページをめくるたびに、どきどき、わくわく。 『ぼくとねずみのいそげ、じどうしゃ!』など、楽しい冒険絵本でおなじみの佐々木マキさんが、今度は女の子を主人公にして、思いっきり愉快な冒険絵本を創ってくださいました。
   

暑い夏の日、きのこちゃんと犬のイワンが外を歩いていたら、空き地に古いテーブルが置いてあるのを見つけました。ぴょんとテーブルに飛び乗って、「いってみたいな、南極へ」とイワンが言った、そのとたん…?まるでどこでもドアのようなテーブル。行きたいところへ連れて行ってくれる不思議なテーブルです。そして、テーブルに乗った者はみな仲良くなるのですね! (ぼんぬさん 40代・ママ 女の子4歳)
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