内容紹介 こねこの2人は、色の発明家!
マーガレット・ワイズ・ブラウンとコルデコット賞作家の名作絵本
こねこのブラッシュとハッシュは、色の世界のペンキやさん。
ふたりは、自分たちの目の色と同じ、みどりのペンキを作ろうとしますが……。
1949年の刊行以来、世界じゅうで読みつがれてきた、こねこの名作絵本登場!
<講談社の翻訳絵本クラシックセレクション>
著者紹介 ■マーガレット・ワイズ・ブラウン(まーがれっと・わいず・ぶらうん)
■木原悦子(きはらえつこ)
【マーガレット・ワイズ・ブラウン】 1910年、アメリカのニューヨーク市ブルックリンに生まれ、ロング・アイランドで育つ。バージニア州ホリンズ・カレッジから、ニューヨーク市のバンク・ストリート教育大学に進む。卒業後、出版社に勤務し編集者となる。15年の編集者生活のかたわら、100冊におよぶ絵本を書く。その後、執筆に専念。1947年に出した『おやすみなさい おつきさま』(絵/クレメント・ハード 日本では評論社より)で、圧倒的評価をえた、アメリカ児童文学・絵本を代表する作家。1952年、滞在先のフランスにて病没。享年42歳。
【木原悦子】 長野県生まれ。本名、荻原節子。明治学院大学英文学科卒。「英語研究」「英語青年」誌(研究社)、「リーダーズ ダイジェスト」誌(日本リーダーズ ダイジェスト社)の編集を経て文筆業に専念。浦和短大ならびに明治学院大学で講師をつとめる。東京在住。著書に『おたあ・ジュリアのアリランが聞こえる』(毎日新聞社)『万歳事件を知っていますか』(平凡社)、詩集『静かな賭け』(思潮社)、翻訳絵本に『トスカのクリスマス』『トスカのおくりもの』(講談社)、写真絵本に『盲導犬グレフ誕生物語』(小学館)などがある。
画家紹介 ■アリス&マーティン・プロベンセン(ありす&まーてぃん・ぷろべんせん) アリスは1918年に、夫のマーティンは1916年に、アメリカのシカゴで生まれる。驚くほど経歴の似た2人は、それぞれ、シカゴ美術館の学校やカリフォルニア大学などで学んだ後、カリフォルニアのウォルター・ランツ撮影所で仕事をするうちに知り合い、1944年に結婚。翌年、ニューヨークへ移り、子どもの本の挿絵を描くようになる。2人の本は、ニューヨーク・タイムズ紙の年間「最優秀イラストレーテッド・ブックス」に何度も選ばれ、数多くの児童図書賞を受賞している。なかでも、『The Glorious Flight :Across the Channel with Louis Bleriot』で1984年度コルデコット賞メダル・ウィナーとなる。夫マーティンは、1987年に亡くなる。