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見れば見るほど発見とおどろきのある大都市の川、多摩川。神様とお使いの男の子が雲にのって空からみていく、鳥瞰地図絵本です。
関東地方に住んでいるのに、多摩川のことをあまり知らなかったのだな〜というのが、第一印象でした。
このシリーズは、毎回その土地にゆかりのある伝説上の生き物や神様などが案内役として登場します。
この作品の案内役はオオカミの神様でした。
理由は武蔵御嶽神社の神様がオオカミだからみたいです。
ヤマトタケルノミコトの伝説はこんなところにもあったんですね。
作者はもともと鳥を描くことが好き、見たいで、このシリーズにはいろいろな生き物が登場しますが、とりわけ、鳥はたくさん描かれているような気がします。
多摩川ならではの面白いところは、昔々は八王子市や昭島市のあたりまで海だったので、クジラの化石が見つかった場所とか、ステラカイギュウの化石が見つかった場所だとかも描かれているところかな。
子供向けに作られていますが、とても見ごたえがあります。
小学校高学年から中学生くらいのお子さんたちにブックトークなどで紹介できたらいいなと思いました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子15歳)
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