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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

クロニクル千古の闇(1) オオカミ族の少年

クロニクル千古の闇(1) オオカミ族の少年

  • 児童書
作: ミシェル・ペイヴァー
絵: 酒井 駒子
訳: さくま ゆみこ
出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2005年
ISBN: 9784566024113

出版社のおすすめ年齢:高学年〜
5変型・上製/432ページ

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

紀元前4000年の森…。巨大なクマの姿の悪霊に父を殺された少年トラクは、父との誓いを果たすため、〈精霊の山〉をさがす旅に出る。道連れは、子オオカミのウルフだけ。太古の闇の時代を少年とオオカミが駆け抜ける。壮大なスケールのシリーズ第1巻。

ベストレビュー

どんな困難も自分達の力だけで乗り越える

主人公の少年トラクのお父さんが
悪霊に取り憑かれた熊に襲われ死んでしまう…
そんな衝撃的な始まりに心をつかまれました。
この後の展開の鍵を握るこの場面が
あまりにも衝撃的で
430ページとちょっとと長めの本なのですが
一気に読み終わった感じです。
12歳の少年が 
オオカミのウルフとレンという少女と一緒に
次々に襲いかかる困難を 自分達の力だけで乗り越え
目的を果たす姿が印象に残ります。
戦いでケガをしたり 生きる為に動物を解体したりする場面は生々しく
想像すると 心がチクチクしたりもしましたが
話の舞台は6000年前。
毎日を命がけで生きていた時代だったということなのでしょう。

この「オオカミ族の少年」は『クロニクル千古の闇』シリーズの第1巻。
シリーズの最終巻は第6巻になるとか。
内容も文章量もかなり読み応えのある作品ですが
知恵と勇気と信じる心で お父さんとの約束を
最後までやり遂げたトラクの勇姿は
読者の心に大きな刺激を与えてくれるに違いないと感じました。

最後になってしまいましたが
表紙と章の始めのカットを酒井駒子さんが手掛けています。
それだけでも十分魅力的な本なのですが
お話も それに負けていませんよ☆
高学年以上の子どもさんにお薦めです。
(西の魔女さん 30代・ママ 女の子15歳、男の子11歳)

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