大人は信用できない。妹は邪魔くさい。――不機嫌さの裏に、ナイーブさと素直さを隠し持つ少女の感性を鮮やかに描く連作小説集。
短編のお話が6編収録されています。
主人公は 小学5年生の女の子ミオ。
妹とのこと。お母さんとのこと。地域の人とのこと。
お友達とのこと…などなど。
自分の周りに居る人との関わりが描かれています。
同年代の子供達にとっては 明日起こるかもしれない出来事の様で
それ以上の読者なら かつて似た様な経験をしたなぁ…って
ほろ苦い思い出としてよみがえりそうです。
人との関わりは 良いことばかりではありません。
でも それを通り過ぎる時に感じたり考えたりすることが
人を成長させるのだろうなぁ…と思えてくるお話ばかりでした。
中でも1話目は 長女、そして長子である私にとって
とても共感する部分があり 読み終えた時懐かしい気持ちになりました。
そんな話しを子供達にしましたら
2人とも興味津々。
早速 本を手に取り読み始めていますよ。 (西の魔女さん 30代・ママ 女の子14歳、男の子10歳)
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