びんぼう村の平太郎は、生まれたてにプーと一発。はるばる江戸へでて、おならの修業をします。
昔話に「へっこきあねさま」「へっこきあねさん」など、大きなおならを題材にした話がありますが、それがペースになっているものと思われる創作読物です。
一代記とあるぐらいですから、大きなへが特技?のじっさまの生々流転を描いています。
こういう話特有の奇想天外さが感じられおかしみもあります。
私は赤羽末吉さの本を検索していてこの挿絵が赤羽さんだと知りました。
赤羽さんらしいユーモラスな一面が出ています。
大川悦生さんと赤羽さんは絵本でもコンビを組まれているので、この作品に興味をもたれたら、お二人のコンビの作品も読まれてみるといいと思います。
うちでは読み聞かせをしましたが、おならの話は子どもたちは大好きですね。
読物はちょっとと敬遠されるお子さんには読み聞かせして、読物の楽しさを伝えてあげられたらと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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