作者がわが国に伝わるわらべうた30編を選び出し、情熱のすべてをかけて絵本化した作品。
1977年初版だそうですが、この頃には、まだわらべうたの伝承がしっかりしていたんでしょうね。
今だとCDつきでないと節がよくわからない歌があります。
また、わらべうたの歌詞は地方でも多少違うようですから、知っているものとちょっと違うかもしれません。
赤羽さんというと、作品ごとに使う和紙や筆を代えられたそうです。
そういうことを知ってこの本を見ると、ページごとに、実に趣向をこらされていると思います。
また日本ならではの色づかいが心を和ませます。
わらべうたのことを知らなくても、絵だけを眺めていても美しい絵本だと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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