末っ子のかよ子は、弟が生まれて大はりきり。日本が戦争をしていたって、かわいい弟の孝ちゃんと、やさしい家族がいれば、いつも、しあわせいっぱい!
でも、そのしあわせが、ある日……。
「東京大空襲」でひとりぼっちになった著者が、いま、幼くして亡くなった弟への愛と平和への祈りを込めてつづる、ほんとうにあった物語。
アニメ映画化された『うしろの正面だあれ』や『半分のさつまいも』の著者:海老名香葉子による、書き下ろし児童文学。
帯に「小学中学年から」と読者対象を表示しましたが、すべてふりがな付きの大きな文字で、ふんだんにイラストを添えましたので、小学低学年のお子さんにも、お勧めいただけます。楽しい読書を経験しながら、戦争の哀しみと平和の大切さを、学んでいただけるでしょう。
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