誰もが一度はふれたことのある昔話だけに、数多くの資料にあたり、長く読みつがれるにふさわしい内容と文体で再話しました。美しい絵が物語を盛りあげます。
縦になるページがあって、海の底へもぐっていく様子。
そして、「からだのあちこちにこんぶがまきついてはちぎれ、まきついてはちぎれた。」など、情景が細かく頭に浮かびやすい文章です。
また、夢のような楽しく暮らしていたたろうが、里が恋しくなるなどの、心の様子もとても伝わってきます。
私はこのうらしまたろうの絵本、とても好きです。
この絵本には、「このはこをもっていれば、いつのひかまたおあいできるかもしれません。でも、けっしてあけてはいけません。」というセリフがあるのですが、玉手箱をあけなかったら、どういう風に再開できたのかな…。
自分の命を助けてくれた恩人に、どうして玉手箱を贈ったのかな…。
と、色々考えてしまいました。 (あみむさん 40代・ママ 男の子15歳)
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