僧に対する純粋な恋ごころが、やがて娘を大蛇の姿にかえていく。道成寺の釣鐘にまつわる、悲恋の伝説を舞台に仕立てた能の舞台を絵本化。「能のえほん」シリーズは、シリーズ6冊になり、全巻、観世流能楽師で、世界を舞台に活躍する片山清司氏が文章を担当しています。
道成寺といえば、大蛇になった場面しか知らなかったのですが、まさか、こんな一途な恋心がかわってしまったものだったとは、とびっくりしました。文はわかりやすく、絵は美しい絵本です。お能はよくしらないので、この絵本シリーズを読んでいきたいと思います。 (あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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