学校に住みついて毎晩いっしょうけんめい働いているくもの巣とりは、1年生の教室に巣をはるくものことが心配でたまりません。
4歳と9歳の子に読みました。
どの学校にも必ずいるという「ふしぎなもの」。夜に教室の天井裏をころころ転がる「見まわりぼうず」、えんのしたでみんなの心配ごとを食べる「もぐもぐたろう」、昼間は校長室の戸棚に隠れていて夜に学校中のくもの巣を取り払うという「くもの巣とり」。
怖そうなお話かと思ったら、ほのぼのとしたものでした。心優しいくもの巣とりと、1年生の教室に巣をはるクモとのやり取りです。
9歳の子は、クモとクモの巣が大嫌いなのをすっかり忘れていました。読み終えると「お話はおもしろかったけど、くもの巣を手で払うなんて気持ち悪い・・・」と言っていました。
11〜12分くらいで読み終えました。
使われているのは簡単な漢字ばかりですが、すべてルビがふってあります。
おはなしの舞台が小学校なので小学生からおすすめします。 (ちいニャさん 30代・ママ 女の子9歳、男の子4歳)
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