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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

女王バチ

女王バチ

作: グリム
絵: フィリップ・デュマ
訳: 大庭 みな子
出版社: 西村書店 西村書店の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,100

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作品情報

発行日: 1992年
ISBN: 9784890138326

出版社からの紹介

2人の兄たちにバカにされている王子は、命を助けた動物たちと一緒に城を救いに出かける。

ベストレビュー

絵とお話の組み合わせの意外感

ワンス・アポンナ・タイム・シリーズはお話と絵の距離感が感じられるシリーズです。
絵を描く作者の独善的というか、独自の解釈というか、ついていくのに大変なシリーズ。
よく言うと挿絵の芸術性を強く出している作品群です。
自分としてはあまり積極的なファンではないけれど気になるシリーズです。

この『女王バチ』は、3人の王子の末っ子が助けたアリやカモやハチの恩返しで、魔法で眠りについたお城の王女様を助け、3人姉妹の末っ子を当てて結婚するというハッピーエンド物語。
ストーリーとしては分かりやすいお話なのですが、フィリップ・デュマの絵はなんだか思わせぶりが強いのです。

ですが、兄弟がどう見ても仲の良い3人の友だち。
3人の姉妹はどうみても普通の女の子たち。
舞台もそれほど昔ではない「むかしむかし」の素朴な郊外風景。
子どものごっこ遊びに見えてしまうのですが、その受け取り方で良いのでしょうか?

きっと違う作家が描いたら、グリムらしさが出てくるのでしょうが、あいにくと他に『女王バチ』の絵本を探すことができませんでした。
とても良い話ですが、意味ありげなデュマの絵に、ちょっぴり違和感を覚えます。
3人の王子は3人の王女と結婚して、なんだか仲良くごっこ遊びを続けているラストシーンを、城(どう見ても屋敷)の中から見ている二人の透明な男たち。

何かを象徴しているのでしょうか。

(ヒラP21さん 50代・パパ 男の子15歳)

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