洗礼式に招かれなかった妖精の呪いをうけて、お城は百年の眠りにつきました。
ペローの『眠り姫』を読んだら、グリムの『ねむりひめ』がとても「美しく?」感じられました。
それほど、おどろおどろしさをもった眠り姫。
このお話には、グリムの『ねむりひめ』、『いばらひめ』のその後も描かれています。
宴会に招かれなかった妖精の悪意のせいで100年間の眠りについたお姫様。
それを眠りから覚まさせた王子様。
私はハッピーエンドを期待しかかった。
王子様の母親は人食い鬼。
なんという設定でしょうか。
王子様と結ばれたお姫様は、結婚し子どもも生まれたのに、恐ろしい出来事に巻き込まれてしまいました。
ドロドロとした愛憎ドラマを好む大人向けでしょうか。
ペローの童話はちょっと(かなり?)怖いのです。
ジョン・コリアーのくすんだ絵が、とても重々しくて、ちょっと繊細な子ども心には刺激が強いかも。
それでも、最後はホッとするのですから、許してあげましょう。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子15歳)
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