坂本龍馬が大阪にあらわれた。よしおくんに「中岡はどこぜよ」とたずねるから、こまってしまった。自転車のうしろへ龍馬をのせたよしおくんは、大阪の町を走る。中岡慎太郎というオッサンと、どこで会えたと思う?「たかでたまるか!(こらあ、たいへんなこっちゃ)」。思いもよらぬ結末へ、ぐんぐんさそいこむSFナンセンス絵本の傑作。
坂本竜馬襲撃の夜、ふすまを開けて逃げたら現代の大阪の家だった!という奇想天外なストーリー。
社会や歴史で必ず学ぶ坂本竜馬と新撰組の話を、まだ理解できない子供になんとなく教えてあげるにはいい本だと思います。
小学2年の息子もまだまだ竜馬や新撰組など知りませんが、インパクトのある版画風の絵と、方言たっぷりのセリフで最後まで興味を持って聞いてくれました。
関西弁はできますが、高知弁はできません。でも、テレビで聞いた記憶を頼りに、「おまんは〜」となりきって読んであげました。すると面白かったらしく、後で子供たちがマネをしてセリフを繰り返していました
。
難しい歴史なども、こうやって絵本から興味を持ってくれればと常々思っているので良い本に出会えたと思います。
でも、「中岡はどこぜよ〜」と言いながら大阪の街をウロウロし、最後は テレビの中に入っていくというのはかなり突飛ですけどね(^^ゞ (バーモンターさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子5歳)
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