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強烈な臭いは薬効のもと、スタミナたっぷりの薬用野菜だ。球ニンニク、葉ニンニク、茎ニンニクの育て方と食べ方、保存食づくり
ニンニクを畑に植えて、栽培、収穫、保存、利用するまでのあらましを教えてくれる絵本。プランターで栽培できる葉ニンニクもある。
各地のニンニクにまつわる話、日本での歴史、種類、性質、病害虫対策なども。
ニンニクが「休眠」するなんて初めて知った。
ニンニクの玉が大きくなって、葉が枯れた後、30-60日間、眠りに入る。8月や9月ごろ、真夏に休眠。見習いたい。
買ってきたニンニクが、放置しておくと芽を出したりする。長いこと休んでいたのに、急にやる気を出してみる。生きている証拠だ。
また、あの1片1片から、1本のニンニクに成長していく。ニンニクの1つの玉にはいくつもの小片がついているので、順調に育てばどんどん増える。
普段の生活では、ニンニクは調味料と思っていただけだったので、びっくりした。ニンニクも命で、生きているのだ。
昔は見かけなかった国産のニンニク。1960年代に、筆者が研究のため集めた日本全国のニンニクのうち、青森県福地村のものが特に良質だったという。その時に「福地ホワイト」という名前も付いた。意外と新しい話だった。
ニンニク自体は「源氏物語」に薬として書かれているくらい、日本では古くからあるらしいが、普及したのは明治時代以降だとか。
源氏物語のどのへんに書かれているのか、そっちも調べたい。
知れば知るほど、面白い野菜だ。いろんな意味で強烈だ。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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