幸太と淳は天文大好き少年。夏休み前に、幸太のなまいきないとこ愛梨が都会からやってきた。ふたりの少年が星空を満喫して過ごしたひと夏の物語。天文ファン必読。 夏の満天の星空の様子が伝わってくる物語です。幸太や淳たちと一緒に、空を見上げたときの感動や、天体望遠鏡を調整して、のぞき込んだときのわくわくする気持ちを感じてみてください。読み終えた後には、きっと星空をながめてみたくなりますよ。
ちょーっと望遠鏡の性能を説明しすぎだが、そこは作者が楽しんでいることが伝わるので良しとして(笑)
いいね、小学校最後の夏休みだね。気は強くて人情家の愛梨が良い味を出している。
いいなーと思ったのが、親世代の心情が描かれていたこと。それは子供に則した子供中心の人生ではなく、子供も大事だけどちゃんと自分の人生、夫婦の生活をしている大人だったりして、13歳の子の親としてはそっちを読んでしまった。
子供へのアドバイスもいいね。望遠鏡を買ってやるでもお金や中古をやるでもなく、あくまでも自分で手に入れさせようとする大人たちが素敵。これこそが援助。
夏期講習で生活の一切合財を親に任せて一日勉強するよか、いくらも生活力になるね。
学校や家以外のこんな素敵な異年齢の場があれば素敵だなー。私も参加してみたいなー。
作者の経験だろうか、とてもリアルな観望会です。
またこの学校や家以外の場と、家庭が良い距離で繋がっているのも安心する。
真夏、娘と毎晩見た天の川を思い出しながら読んだよ。 (てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい 女の子13歳)
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