サーカスをとびだしたペピーノは丘の家でクロクマと出会います。ペピーノはクマのかっこうをして、人間であることがばれないようにクロクマとくらします。春をむかえた丘でクロクマとすごす日々は、いつしかペピーノにとってかけがえのないものになっていきます。
オランダで人気の児童作家リンデルト・クロムハウトとユーモラスなイラストを描くヤン・ユッテが贈る心あたたまるおはなし。本作品は1990年に「銀の石筆賞」を受賞。
サーカむねうス小屋で暮らすペピーノはクマになりきって生きてきました。
母親は恋人ができて消え、父親もいなくなって、一人サーカス小屋に残ったペピーノは、クマのぬいぐるみを着て、クマとして演技をして…。
それに嫌気がさして、本当にやりたいことを探しに、サーカス小屋を抜け出します。
でも、ペビーノを助けてくれたのは、クマのぬいぐるみ。
「本当のクマ」に出会ってからの生活と、真実が明らかにされてからのペピーノの孤独感に、心打たれました。
ペピーノの生き方、同じような境遇のネロに、本当の自分って何だろうと考えました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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