3歳の娘、8歳の息子と読みました。
いつも木にダラダラとぶらさがっている大人の蛇になりたくない、へびのヴェルディくん。
あんな大人になりたくないと、大人をちょっと見下しながらも、
でも大人も昔はやんちゃな子ども時代があったことを知り、
ちょっと態度が和らぎます。
そして、いつの間にか、ヴェルディくん自身も脱皮して、
黄色いこどもの蛇から、緑色の大人のへびへ。
ストーリーはとっても分かりやすく、
全ページカラーの、写真なのかな?
幼児でも小学生でも楽しめる、素敵な絵本ですが、
こどもたちよりも私の方がジーンときました。
ヴェルディくんの成長に伴う心の変化は、
大人の方が、共感できると思います。
昔の武勇伝を思い出しては、語る大人たち。
あんな大人になりたくないと思っていたけど、
実はそんなオトナ達も昔はこどもだったころ。
そして今は、自分が武勇伝を語る立場になったこと。
時代は、繰り返しますね。
こどもも、いつか大人になります。
武勇伝を語って聞かせるだけじゃなくて、
ちょっと無理してでも子供にもどる瞬間のある、ヴェルディくんのような大人になれたら、
とっても素敵だなぁと思いました。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
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