
星を探す「ぼく」と、輝く星の「きみ」のおはなし。 「ぼく」は望遠鏡を持って丘の上に走り、そして夜空を見上げます。ダンスを踊る「きみ」を見つけて大喜び。「ぼく」は「きみ」に花を投げ、「きみ」は贈り主の「ぼく」のところへやってきます。そしてふたりでダンスを踊り、「ぼく」の心に光を残し、「きみ」はそらへ帰っていきます。

夜空の紺と星の黄色を基調にした油絵タッチのイラストが美しい作品です。「きみ」は輝く星で、「ぼく」の想いが通じてめぐり合う、恋・愛がテーマです。独特のハイセンスな世界が魅力的で、夜の読み聞かせにぴったりの雰囲気です。

きみの光はぼくの心にずっと残るから……。
はてしない宇宙のなかで、ぼくはきみをみつけた…… 夜空をみあげた「ぼく」と輝く「きみ」との素敵な出会いの物語。

この絵本は本屋さんで見つけました。二歳の娘にはまだ解らないと思ったけど、私自身が内容と絵がすごく気に入ってしまって買ったものです。恋愛ものだと思うけど、友情にもあてはまる、自分探し、なんていうのも有りかもしれない。
少し切なさが残る、とってもロマンチックな絵本だと思いました。
作者のアンドレ・ダーハンはパリ在住なんですって、なんだかパリの香りがしてきそうな、絵本らしからぬ、おしゃれな絵本って感じです。 (なぁなさん 30代・ママ 女の子2歳)
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