かわいいアニメーションや絵本などで 注目されているチェコの国民的作家、 カレル・チャペックが描く 動物エッセイのロングセラー。 若々しくやさしい翻訳で刊行です。
恐るべき多産系猫を飼い続ける著者の、喜びと困惑の物語(実話)です。
子孫を産み続けるプドレンカ一世から三世までを飼い続け、あまりの自然体に呆れながら、せっせと子どもたちの引き取り手を探す著者を想像すると笑えます。
次第に猫に埋もれていく日々の中で、猫の観察の中に人間の濡らしを投影している作者のアイロニーに、作家魂も感じました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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