「戦争童話集」として、野坂昭如が綴る平和への願い。語り継がれるこの物語に、アニメーション美術監督であり、挿絵家・男鹿和雄が新たな生命を吹き込む。描き下ろし30点以上のカラーイラストを掲載。また全編を完全英訳した英語版もあわせて収録。
ウミガメと少年を読んで、とても感動しました。私はこれまで野坂昭如さんの講演会によく行きました。また野坂昭如さんが歌われていた黒の舟唄という曲は大好きでした。20代の頃から私は黒の舟唄をいつも歌っていました。だからこの本はひじょうに親近感がありました。これは戦争といのちについてしっかり考えさせてくれるお話だと思います。ひじょうに悲しい結末ですが、悲しみを通して様々な問題を投げかけていると思います。素晴らしいの一言に尽きます。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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