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かえるのじいさまとあめんぼおはな

かえるのじいさまとあめんぼおはな

  • 絵本
作: 深山 さくら
絵: 松成 真理子
出版社: 教育画劇 教育画劇の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,100

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作品情報

発行日: 2008年06月
ISBN: 9784774610917

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出版社からの紹介

あめんぼの夫婦を食べた、かえるのじいさま。両親をじいさまに食べられた、あめんぼのおはな。ふたりの出会ったたんぼに、今、美しい雨の花が咲く…。食べることは生きること。食う食われるの関係は自然の摂理。でもときにはこんな出会い方もあるのかもしれません…。

かえるのじいさまとあめんぼおはな

ベストレビュー

切ないけれど真実

切ないおはなしです。

かえるのじいさまが気まぐれに食べてしまったあめんぼの夫婦。
その娘のあめんぼが訪ねてきます。
「一目でいいから両親に会いたい」
むすめあめんぼを前に食べてしまいたい本能と、
可哀想なことをしてしまったという後悔で葛藤する
じいさま。

絵がすごいんです。
じいさまの表情・・無垢な娘あめんぼおはなの対比。

親を亡くしたおはなの気持ち。
命を頂くことで生きていくしかない生き物のせつなさ。

絵本だから、「大きく開けたお口からピョン!と両親が飛び出して
きました」なんて展開も予想したのですが、
そこはそんなふうに甘くまとめず、あくまでも切なくリアルに
終わるのです。
おめんぼおはなの前向きさに救われます。
真実から逃げない絵本です。
(10月さん 30代・ママ 男の子5歳)

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