ある日、動物たちは輪になって遊んでいました。すると、とつぜんネコが、キリンは首が長いから輪がきれいに見えない、と言い出します。ゾウは鼻が長いから、ウサギは耳が長いから、キツネはしっぽが太いから・・・・と次々に動物たちを仲間はずれにしていったネコは、最後にはひとりぼっちになってしまって、そのときはじめてみんなの良さに気づきました。相手を認める心を育む本。
いろんな動物さんたちが仲良くあそんでいると、ネコさんがきりんにとつぜん
「おまえはくびがながく長すぎる」
といい出します。
次はゾウさんに
「おまえは鼻が長すぎる」
次々と動物たちにここがだめ・あそこがだめといいます。
そしてみんなかなしくなって一匹、一匹いなくなってしまいます。
気が付くとネコはひとりぼっち。
夜月を見ながらみんなのいいところを思い出します。
かなしくなって泣いているネコの後ろには・・・・。
ふとした友達への意地悪な気持ちから、最後には友達の大切さがわかるお話です。
日本語文と英文の両方がかかれています。
ちょっと意地悪な気持ちが出てきている時に一緒に読んで考えてみたい一冊だと思います。 (うさ。さん 30代・ママ 女の子5歳)
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