「めきめき成績がよくなる」と担任の先生から売りつけられた、とっても長〜い「メキメキえんぴつ」。しかし、メキメキえんぴつは注文の多いえんぴつで、「あれしろ。これしろ」といっぱい命令をする。とうとう主人公とけんかになってしまった。そして、いい子になることを条件にけんかはおさまり、よい子になった主人公の成績はめきめき上がったが……ちっともうれしくなかった。表題作含め5作の短編集。
ただ怖くて・・・でも、夢中で読んだ。
子供の頃の記憶が残っている児童書は、この『メキメキえんぴつ』ただ1つでした。
復刊されていることを知り、内容までは覚えていなかったので借りて読んでみました。
5話も詰まった、読み応えたっぷりな1冊。
表紙をめくると、「私は、こわーい本です」から始まっています。
強烈に印象に残る挿絵が、お話の怖さをより引き立てています。
『あなたのえらさはなんポッチ?』が人気のようですが、
私は『大きくなったらなにになる?』が1番好きです。お菓子の名前が面白い。
このお話は、植物や木を平気で折ったりしている子にこそ読んでほしいですね。
『トーセンボー』も好きです。
3年生の息子は、最後まで一気に読みました。
学校の読書ノートには、丸か二重丸の評価を付けます。息子は、二重丸を付けていました。
短編集なので年長からでも読めそうですが、
強烈なこの挿絵はインパクトが大きいので・・・怖がるお子さんもいるかもしれません。
うちの年長児にも読み聞かせましたが、1人で読もうとはしませんでした。
読んだら、一生忘れることのできない本ですよ。おススメです。 (キャッティーさん 30代・ママ 男の子9歳、男の子6歳、女の子4歳)
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