5年生の斗夢は、ある日自転車で人とぶつかってしまう事故をおこす。しかしこわくなってその場をにげてしまうことに。学校の授業の模擬裁判で、斗夢は裁判官の役になり、その過ちを裁判のシナリオにだぶらせながら、思い悩む。揺れる少年の心を描いた読み物。
学校の授業で模擬裁判をやることになった斗夢(とむ)。
模擬裁判だなんていいなー、面白そうだなーと思いました。
本当に模擬裁判をやった学校に取材をして、できたお話だそうです。
模擬裁判を通して、斗夢は「法」のこと、自分のこと等を考えます。
タイトルの「ふしぎなねこ」は斗夢の空想の存在のねこ。読んでいて、これは彼の「良心」なのかなー?と思いました。
わざとではないとはいえ、斗夢は自転車でねこを抱えたおばさんと接触事故を起こしてしまいます。怖くなり、彼は謝りもせずに逃げ出してしまうのですが…。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子3歳、女の子1歳)
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