子どもたちが主人公になって、楽しい空想の世界に自然にとけこめる絵本。たーち君は雲を見るのが大好き。子ねこのくろと「きょうのくもはさかなのかたちににているよ」と話していると、本当のおさかなに。誰しもが子どものころ体験した、雲を見ながらの空想の世界。でも、たーち君のところに現れた魚はまりのように飛びはねて、大騒ぎになります。
最近娘は「ねぇねぇ、あの雲○○に見えない?」などとよく言います。
たぶんこの本の影響のようです。
空の雲が魚に見えて、その魚がどんどん暴走を始めます。
ハラハラしながらページをめくると
最後はまた空の雲に帰っていく・・・。
途中のものすごいスピード感と、最後の空をふわふわと漂う雲との
静と動のギャップが心地よく
するりと読める一冊に仕上がっています。 (やこちんさん 30代・ママ 女の子4歳)
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