少年マルの住む山あいの村には、秋がひとあし早くやって来る。田んぼの稲がずっしり実る頃、干し柿づくり、栗拾い、キムチづくりと、一家総出の冬じたくを色鮮やかに描く。
韓国の四季の絵本シリーズ・秋の作品です。
背表紙のタイトルに?と思い手に取りました。
表紙絵ののどかな農家の様子に、どことなく懐かしさを感じます。
イ・テスさんは、子どもと自然をテーマにした細密画で支持を得ている方のようです。
一足先に秋がやってくる山間の村に住んでいるマル。
家じゅうみんな大忙し。
冬前にやっておくことがたくさん。
収穫と保存食作り。
唐辛子干しに、くちばしを突っ込むにわとりに驚きました。
とにかく家族力を合わせ良く働いています。
みんな生き生きとした笑顔です。
干し柿作りのページでのおばあちゃんの表情が特に良いですね。
毎年毎年、秋にこの作業をしているんですね。
おおいそがし、こいそがし
という各ページ文末のこのフレーズがリズミカルで小気味よい。
なんか、使って見たくなりました。
「異文化交流」や「秋」をテーマとするお話し会に、読みたいなと思いました。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子11歳)
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