小学3年まではまだまだ甘えがぬけない年頃。
でも4年になったら、ナンダカぐんと大人に近づこうと背伸びをする。
そんな年の節目に、一緒に読んでみてはいかがでしょう。
見つけたのは図書館の大人の蔵書コーナー。
ページをめくった瞬間に「これはこどもと一緒に読みたい」と握り締めました。案の定、ピアノに行く途中、子どもにちらっと見せたところ、その本だけは(あまり本を自分から読まないタイプ)自分のかばんに入れて、帰宅後も何度も何度も繰り返し読んでいました。
新しい兄弟が生まれてくるひとつの家族の風景。
子どもの目線ではなく、飼われているかめの視点にたった「こころ」に響く本です。
イラストは、ほりうちけいこさん。
ソフトでポップでカラフルな色づかい。
子どもにも大人にも好まれるイラストからは、やらかい子ども達の笑い声やおかあさんおとうさんのささやき声が自然と聞こえてきそう。
タイトルがちょっと大人向けですが、子どもにも十分に読める、そして「生きる」ということを考えられる、ステキな本です。
この本をとおして、子どもとの会話がひとつ生まれました。 (ビンゴアズサさん 40代・ママ 男の子10歳)
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