この物語の主人公は「あこちゃんぼし」、夜空に光る小さな星の女の子。あるときあこちゃんぼしは、すすき野原で病気で目の見えなくなった子ぎつねと出会う。あこちゃんぼしは子ぎつねを元気づけようと毎晩歌を歌い続ける。そんなある夜、キツネたちの住む山が火事になってしまう。燃え上がる炎の中、逃げ惑うきつねの親子たち、そしてあこちゃんぼしは……! あこちゃんぼしと子ぎつねの不思議な心の交流が、いつの間にか心をほんわかと温めてくれる。現代の子どもたちに伝えたい、大切にしたい友情や思いやりにあふれるおすすめの一冊。
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