私の息子も、おじいちゃんが本当に大好き。 普段、そんなに会える訳でもないのに、どうしてそんなに仲がいいのかなぁ・・・と観察していると、一目瞭然。 おじいちゃんは実によく遊んでくれる。 それが、お父さんともお母さんともまた違った雰囲気なんだなぁ。 「ぼくとおじいちゃん」でも、二人は大の仲良し。 「おじいちゃん」も「ぼく」も、対等の付き合いをしているのかもしれません。
このお話ですごく気に入っているのは、 ぼくの、おじいちゃんの「しわ」が気になって仕方がない・・・という様子。 おじいちゃんがどうしてとしをとっているか、不思議に思っているんだろうけど、 きっと、おじいちゃんが魚を取っていても、笑っていても、お話していても、じーっと「しわ」を見つめて観察しているんだろうな。 そう想像すると、思わず吹き出しそうになります。 子どもって、そういう所がありますよね。無意識なんだろうけど。 このシリーズが、広く多くの人に愛されている秘密がわかったような気がします。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
こぐまとおじいちゃんはだいのなかよし。 ある日、こぐまはどうしておじいちゃんがとしをとっているのか、不思議に思います。 おじいちゃんは、こぐまとやまぶどうを食べたり、魚とりをしたり、虫をとったり、川でぷかぷか遊びながら、その答えを少しずつ話していきます。
こぐまが主人公の絵本『ぼくとおとうさん』『ぼくとおかあさん』はフランス・アメリカ・タイ・韓国で翻訳され、多くの子どもたちに愛されています。 みやもとただおが描く 家族の愛情絵本、最新刊です。
子熊がおじいちゃんに、どうして年をとったのかたずねます。
小さな児ならではの素朴な疑問に、ユーモラスで禅問答のようなおじいちゃんの返しがとても微笑ましく感じられました。
しわがいっぱい出来ると年をとるなんて、突っ込みどころいっぱいの迷回答に、子熊は大喜び。
いろんな行動で、子熊と老いた熊の違いを見せながら、愛情たっぷりの仕上げでした。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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