
ある晩、まことは空を飛ぶ夢を見ました。最初は足がふわりと地面を離れ、空に浮かびます。そして、電線を超え、大きな木をよけ、海の上までぐんぐん登っていきました。

昔、私が幼稚園で読んでもらい、すごくドキドキした記憶があります。
題名の通り、シンプルに「とぶ」ことだけが描かれています。いつも生活している家の周りを、空の上から観察してみると、ちがった景色に見えるから不思議です。
大空を飛んで、知らない土地を探検するのではなく、普段の生活に少しだけ加わった冒険だからこそ、「あるかもしれない!」と思わせてくれるのかもしれません。 (JOYさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子6歳、男の子3歳)
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