脳炎の後遺症で重度の障害児やよいちゃん。いくる君は「きたないこわいことなんかない、やよいちゃんはやさしいんだ」と訴えます。
この絵本が出されてから40年が過ぎました。
「知恵遅れ」という言葉は「知的障害」という言葉似変わり、発達障害についてもとらえ方が随分と変わってきたと思います。
でも、障害者が健常者とわだかまりなく共生できているかというと、疑問が拭えません。
自分が、障害者の生活介護施設で働いているからか、彼らの個性に対して、理解というよりも、垣根越しの許容という周りの空気を感じてしまいます。
そう考えると、この絵本は決して古くはありません。
差別社会からSDGs社会へ、まずは大人として学ぶべき絵本のように思いました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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