夜のきらいな男がいました。夜はすべてのものを黒くおおってしまうからです。ある時、高い山に登り暗やみの空に指をつきさすと――。ベネズエラに伝わるお話が楽しい絵本になりました。
夜は仕事を終えて眠る時間。
だけど、闇夜の暗さはつらいばかりです。
ベネズエラの民話だというこの話、ひとりの男が月と星を作ったのだというお話は、夢があってなんだかホッとできるお話です。
でも、だんだん空に星が少なくなってくる街では、次の話が必要かもしれません。
星が顔を出せる闇が必要だと。 (ヒラP21さん 50代・パパ )
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