
ええ、もちろん カンガルーの子どもにもかあさんはいるわ。あなたとおなじよ。 ライオンの子どもにも、かあさん いるの? キリン、ペンギン、はくちょう・・・と繰り返される問答は、最後のメッセージへの布石なのです。 動物の親子と同じように、あなたはあなたのかあさんに可愛がられている。 子どもにとってこれほど心強いことはないでしょう。

動物の子には母さんがいるの?の素朴な疑問に答えつつ、母親の確かな愛情を温かで明快な画風の場面から感じさせる、楽しい絵本。

7歳の娘と読み、次の日に3歳の息子と読みました。
この絵本の言葉は本当に単純な繰り返しなのですが、
その言葉が暖かく、美しく、気持ち良い。
読んでいてこんなに気持ちの良い絵本はないです。
普段からもなるべく言葉にするようにしていますが、
絵本を通して改めて子どもたちに、
「私はあなたをこんなに愛しているんだよ」
と伝えさせてもらいました。
3歳の息子は動物の名前を言うのに必死ですが、
7歳の娘はこういう絵本を読むときは、本当に体全部が耳になったように
真剣に聞いています。 (ねがいさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子3歳)
|