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女の子がひろった1さつの赤い本。ページをひらくと、見知らぬ南の国の、見知らぬ男の子が見えました。男の子のほうでも赤い本をひろい、ページをひらくと、雪のふる町の女の子が見えます。「あれ?」と顔を見合わせるり……。文字のない、おしゃれな絵本です。すぐれた絵本にあたえられる「コールデコット賞」の次点作になりました。
言葉のない絵本です。
言葉はありませんが、ページをめくりながら次々と絵を追っていくと何か語りかけられている気分になります。
雪景色、教室の窓から表紙の女の子が見え、次には女の子がページいっぱいに。なんだか女の子と目が合った気分になり、はっとされます。
3歳にプレゼントで頂いてから、無言で一緒に絵だけをおって楽しんだり、私がお話をつけて楽しんだりしていました。
いつの頃からか、息子がお話をつけて読んでくれた思い出の1冊です。
とても不思議な優しい絵本です。
(リリィティナさん 30代・ママ 男の子8歳)
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