むかし、もりにおおわれた国がありました。人びとは、ゆたかなもりの木を切り、やがて、すっかり小さくなったもりのことを、わすれてしまいました。でも、こどもたちだけは、町の中にのこった「わすれられたもり」で遊んでいたのです。でもある日、工事が始まることになり…?
人と自然の関わり方を、透明感溢れる優しい絵で温かく描く絵本。 名作絵本『ちいさいおうち』を思わせる、心に残るお話です。
表紙に描かれた樹木が美しかったのでこの絵本を選びました。美しい森のたたずむ様子に息をのみました。様々な生物、動物、人間が共存し合って住む森は本当に素晴らしいと感じました。場所は小さくなってしまってもしっかりと子供たちに憩いの場所を提供している姿に森の尊厳を感じました。最後に大人達も森の素晴らしさを感じ、行動する姿が心に響きました。自然って素晴らしいな!と思いました。森に行きたくなる本です。 (なびころさん 30代・ママ 女の子2歳1ヶ月)
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