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青森県の大然(おおじかり)マタギ、吉川隆さんは、狩りで仕留めたツキノワグマに2頭の子グマがいたことを知り、山の神にいただいた母グマの命にかえて、2頭を育てることを決意する。厳しいしきたりや儀式を頑なに守るマタギの精神を通して、命、自然環境を見つめた感動作。マタギの狩猟のしかたや道具類、さまざまな習慣など、今まで知らなかった情報が満載です。
2009年の課題図書なんですね。
そういったことは全然知らず、
小5の息子が読みました。
この本は、
青森のマタギのノンフィクションです。
息子は、低学年の頃から、
「狩猟」の話や「猟銃」などが大好きで、
レゴでいつも「銃」を作るし、スクラッチでも「銃撃戦」ゲームなどを作っていて、ずいぶんリアリティにもこだわっています。
というわけで読み始めはじめました。
子熊を連れた母熊を撃ってしまったことで、
二匹の子熊を育てることになったマタギの吉川さんが主人公。
マタギの仕事や、普段の暮らし、自然を敬う生き方や精神など、
丁寧にマタギを取材して書かれた本です。
著者が取材した吉川さんの人柄にほれ込み、
マタギという仕事に魅了されたことが伝わる文章で、
読み手も、すっかりマタギに魅了されてしまいました。
息子は、小熊の写真がかわいかったことと、
山に子熊を返そうとするシーンが印象的だったとのことです。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子10歳)
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