熱を出した子供のために家へ急ぐかあさんギツネ。 お月さまは暗い夜道を明るくしてあげようと・・・
香山さんの作品は、「おはなしゆびさん」や「やまのワルツ」他多数の童謡も含め、どれも子どもの心を生き生きと描いたものばかりで、絵本もやさしさにあふれるお話が多く、親子で安心して読めます。
この作品も、そんな中の1つで、お月様のやさしさ、かあさんぎつねのやさしさに、心が安らぎます。お月様に見守られているような気持ちになり、眠りにつく前の1冊としてもぴったりのお話だと思います。最後に歌われる童謡も、現代っ子には馴染みの薄い歌かもしれませんが(私も、子どもが生まれてから初めてCDで聴きました)、なんだか懐かしい気持ちになります。 (ガーリャさん 40代・ママ 女の子5歳)
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