約60年前に刊行された柴野民三と茂田井武の童話集『ねずみ花火』を復刊しました。 現在も色褪せぬ、あたたかな絵と言葉で綴られる20篇の物語をお楽しみください。
60年前の童話集が、ビリケン出版から復刊されました。
20編の童話は、どれも短いお話しですが、
とても丁寧に愛情深く描かれています。
60年前の子ども達に思いを馳せて読みました。
静かにクリスマスを祝ったり、花火が贅沢なものだったり。
感謝すること、我慢することが日常的だったころです。
かと思えば、絵本では可愛いはずのゾウが怒ったり。
柴野民三さんのお話しの世界は、どの時代の子ども達にも
楽しく受け入れられると思います。
茂田井武さんの絵は、シンプルでいて表情豊かです。
お二人とも故人ですが、今もなお根強いファンが多いことが
この作品の復刊からもわかります。
昔の言葉や表現には、注釈もついています。
子どもはもちろん、大人にも読んでもらいたい童話集です。
もしかしたら・・
おじいちゃん、おばあちゃんが一番喜ぶ本かもしれませんね。
おばあちゃんの箪笥の奥にしまってある、宝物のような一冊です。 (ちゅら。さん 40代・ママ 男の子12歳)
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