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動物園の人気者、ペンギン。よちよちと歩く姿が愛らしい。じつは、ペンギンは背骨を曲げることができない。そのひみつは、鳥が”飛ぶ”ための体のしくみにかくされている、と遠藤さんは言う。はたして、ペンギンと”飛ぶ”ことは、どうつながるのだろうか?
遠藤さんは、自分の目で動物の体を実際に確かめながら、体の謎や進化のひみつを解き明かしていく解剖学者だ。遠藤さんの研究をわかりやすく描き、科学の「新しいことを知る」おもしろさを紹介するシリーズ。
●恐竜から鳥へ 飛ぶための進化とは? 鳥は、空へ飛ばない二足歩行の恐竜が進化した生き物だといわれている。 体を軽くするために、ほねをくっつけてその数を減らしたり、前足に羽毛を生やして翼をつくり、 空を飛ぶしくみを手に入れた。 こうして空を悠々と舞うことができるようになった鳥は、不自由なく、飛び回っているように見える。しかし、そんな鳥たちも、空という世界を手に手に入れたために失ったものがあるという。
●空を飛ぶ鳥が、失ったものとは? 鳥は体を軽くするために、背骨の一部までも固めてしまった。だから、背中を曲げたり、 伸ばしたりすることや、地上でのすばやい動きはできなくなったのだ。 進化することで多くの場合、あるものを手に入れるが、そのかわりに、何かをなくすこともある。
●ペンギンが、手にいれたものとは? ペンギンも、背中の曲げ伸ばしができない。それがペンギンがかつて空を飛んでいた証だと 遠藤さんは教えてくれる。さらに、「知っていますか?今もペンギンは“飛んで”います」と 言う。ペンギンが“飛ぶ”とはどういうことだろう?ペンギンは、進化の中で何を手に入れたのだろうか?
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5歳の子供が幼稚園でペンギンの劇をするのでペンギンの絵本を読んでいます。この絵本はもっと簡単かと思いきや、うちの5歳の子供には難しかったです。11歳の子供のほうが興味を持って聞いてました。この本はアデリーペンギンの生態が載っている。今まで読んできた絵本ではコウテイペンギンが多く、子供が話していたペンギンのお父さんがたまごを温めている周りには石で囲われていると話していた絵がこの絵本で初めて見れました。この絵本は鳥の進化からはじまるので鳥の祖先が恐竜にそっくりとか背骨についてとか載ってます。一番子供が興味を持ったのはペンギンの胃について。私もあれほど大きいとは思いませんでした。 (マオルーンさん 30代・ママ )
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