茂吉のかっているちびねこが、ばけものたちのなかまにはいり、毎夜わらしにばけて、酒を買っていました。それを知った茂吉は・・・。
大酒飲みの茂吉の酒代がやけに嵩むのは、茂吉のねこの仕業でした。
化け物たちが出てくる怖いお話にネタバレなレビューを書いても、味わいを失わないほどに、茂吉と飼い猫の関係がとてもきらめいています。
化け物たちに酒を貢いでいたねこも、自分は茂吉が好きだからと、指図を断ります。
茂吉が連れ帰るねこをしかりつけるところには愛情があります。
その温かみがとても素敵なお話です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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