目、耳、口の三重苦の中にいたヘレン・ケラーは、サリバン先生の愛情と努力で、苦しみをのりこえ、大学まで卒業した。日本をはじめ全世界をまわり、障害者たちに愛の手をさしのべた「奇跡の人」ヘレン・ケラーの伝記。
このシリーズ、小2の息子とかなりハマって読んでいます。
漫画ではありますが、事実に基づいて描かれているのと、
漫画自体も変に崩したイラストとかではないので、内容に集中して
読み進めることが出来ます。
恥ずかしながら、ヘレン・ケラーと言えば、目と耳が聞こえない人、
という情報しかなかった私。
目と耳が不自由になったのは、子供の頃の高熱が原因だったということも、
この本を読むまで知りませんでした。
サリバン先生との出会いから、わずか1ヶ月で言葉の意味が理解
できるようになったヘレン。そのシーンはとても感動的で、思わず
涙ぐんでしまいました。
目が見えず、耳も聞こえない世界を想像できますか?
巻末に、晩年のヘレン・ケラーの顔写真にヘレン・ケラー自身が
書いたサインが入った物が掲載されているのですが、
見えない聞こえない話せないの三重苦の人とは到底思えません。
目が見え、耳が聞こえ、話せることがどれほど幸せなことか!
最後までヘレン・ケラーに尽くしたサリバン先生のことも、
さらに知りたくなりました。子どもに是非読んで欲しい一冊です。 (どんぐりぼうやさん 30代・ママ 男の子8歳)
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