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ダウン症の少年エディーの素敵な発見のお話。
2000年に出版された絵本です。
エディーはダウン症の男の子。でも、本の中でははっきり明言している文は一言もありません。
主人公の女の子クリスティははじめ、このエディーを快く思っていませんでした。けれども、エディーと一緒にいるうちに彼のやさしさや、彼だからこそ見える世界に触れ、見方が変わります。
クリスティやエディーはたぶん7,8歳くらいの少年少女ですが、読み聞かせなどで使うなら、高学年の子どもたちにお薦めします。
絵本全体が小麦色の世界で、キラキラした印象を受けました。
もしかしたらこれは、エディーが感じている「世界の色」なのかもしれないと思ったのは、わたしだけでしょうか。
カバーの「前袖」には日本ダウン症協会の理事長からのコメント、「後袖」には訳者からの解説が載っています。
子どもたちに読むときはこの辺りも抜粋して紹介してほしいなと思います。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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