ある日、くまくんはお手紙を三通書きました。一通はりすさん、もう一通はかえるさん、そして最後の一通はもぐらさんにあてて。内容はみなそれぞれ同じようです。さあ、三人がくまくんの家を訪ねます。何が待っているのでしょう。
しかけ絵本・どんぐりもりのおはなしシリーズの一冊。それぞれ手紙を受け取る友だちがしかけ絵本ならではの形で登場します。三通の手紙を数えるところは、幼児にとって楽しい作業となるでしょう。手紙は実はお誕生会への招待状なのですが、そのささやかな秘密をしかけを使って探るところが、また素敵な演出となっています。 しかけというわくわくさせるトリックを巧みに利用し、簡潔なお話展開とわかりやすいイラストで幼児の心をつかむ点はシリーズ全般に共通するところ。サイズは縦横13センチ×15センチと子供の手にほどよく納まり、ボード絵本(厚紙の絵本)の手触りも小さな子供たちには嬉しいところでしょう。 ――(ブラウンあすか ;絵本ナビ オフィシャルライター)
どんぐりもりのおはなしシリーズは全4冊、クリスマスプレゼントとして娘に贈りました。以来、親子で大ファンに。まず、サイズが子供にぴったり!(13センチ×15センチ)で、しかけボード絵本とくれば、子供が喜ばないはずがありません。お話もイラストも楽しくて、いっきに一家のお気に入り絵本になりました。
このお話は、お誕生会の招待状を送るくまくんのお話。娘は「いっつう、につう、さんつう…」と手紙を数えるのが好きになりました。
ジュリア・ドナルドソンとアクセル・シェフラーに魅せられたわたしは、さっそくこのコンビによる他の作品も注文しました。このシリーズではどの作品も、動物たちのあたたかい表情としかけゆえの工夫に胸が躍ります。小さなお子さんにおすすめです。 (ムースさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
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