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ブルルーブルびじゅつかんから名画「モニャリザ」がぬすまれた。 けいさつにおわれたゾロリはぶじににげきることができるのか・・・。
名画を盗むゾロリ一家の話。
2005年刊行。
「ウケる」話のネタを全部乗せた、ずるくて豪華な展開。
股旅もの、怪盗もの、ミステリ、クイズ番組、下品なギャグ、食べ物…思いつく限りの「面白いもの」を混ぜ合わせて、話をスピーディーに展開し(なにせ、やることが多い)、謎で読者をひきつけ、「あれってなんだろう?」と思っているうちに、どんどん「謎だったあれ」が解決していく。
更に、被害者と加害者の逆転やら、長年の努力が報われる良い話やら、人の世についていろいろ考えさせられたり、本当にめまぐるしい。
そんなに大量にいろんな要素を混ぜ込んでいるのに、しっかりきれいに1つのお話としてまとまっている。
完璧にお話が終り、最後のおまけぺーじまで楽しい。
最後の最後まで読者を飽きさせない作者の凄まじいサービス精神に、完全に脱帽。
マイッタ、するしかない。圧巻のお作でございますよ。
ぜひ、ご覧になってくださいましね。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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