
ソフトカバー(やわらかい表紙)の絵本です。縦 22.3 x 横 23.8 x 厚さ 0.5(cm) 言語:英語

むかしむかし、静かな田舎に、きれいなで丈夫な小さい家がありました。小さい家はのどかな田舎で移り行く季節を楽しんでいました。小さい家は遠くの街の明かりを見て「まちにすんだらどんな気持ちがするものだろう」と思いました。 ある日、馬の引っ張っていない車(自動車)が現れました。それからトラックだのローラー車だのがやってきて、家のまわりはすっかり街になってしまいました。どんどん開発が進み、両側に高層ビルが建ち...それでも小さい家はそこにありました。壁や屋根は昔のようにちゃんとしているのに、ボロボロになってしまいました。 ところがある春の朝に小さい家の前を通りかかった女の人が、小さい家を救います。 (翻訳作品より転載)

全ページを通じて、ずっと小さい家を中心にした構図で描かれており、小さい家の周りが変わっていく様子が印象づけられています。都会に生活する人間なら、この小さい家の気持ちがとてもよくわかるでしょう。本当に大切なものは何なのか...そんなことを考えさせられる絵本です。「いなかでは、なにもかもが たいへん しずかでした」という最後の一文が胸の奥まで届きます。ちいさな子供も感じるものがあるでしょうが、あえて大人の方に読んで欲しい1冊です。 (翻訳作品より転載)

英語学習としても最適ですが、ストーリーもイラストも、とっても素敵な絵本に思いました。
日本語版の方も人気があるのを改めて納得します。
小さなお家が主人公のお話ですが、自然環境についても考えさせられます。
人間が便利になるということは何かの犠牲の上にあるのかも知れませんね。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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