いつもけんかばかりのゆうくんをほんとはすきなこと、テストの答案白紙で出したこと、雨の境目を発見した時の驚き――。心にしまっておきたいひみつ。はずかしくって誰にもいえないひみつ。そんな誰にでもある「ないしょ!」を描く絵本。
ごく普通な女の子ののぞみちゃん。いろいろ「ないしょ」があるから、読んでいるとのぞみちゃんに親しみがわいてきます。
ページを開くたびに、いろいろな「ないしょ」が語られます。お父さん、お母さんも等身大で登場して、親近感が沸いてきます。
あんなこと、こんなこと、いろいろあるから楽しい。登場する「ないしょ」が、よくありそうで許せることばかり。あっけらかんとしているから暗くならない。
私も自分の幼い頃を思い出して、今では笑える「ないしょ」がいっぱい。
こんな家庭なら、一人で閉じ込めてしまって苦しむ「内緒」は生まれないかも。
親子で楽しみました (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子12歳)
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